競馬のフォーメーションとは?買い方と点数計算を徹底解説

競馬を始めたばかりのころ、馬券の買い方で「フォーメーション」という言葉を聞いて、戸惑った経験はありませんか。競馬のフォーメーションとは一体どのような買い方なのか、競馬のボックスとは何が違うのか、疑問に思う方も多いでしょう。特に、3連複フォーメーションがわからないと感じたり、三連複フォーメーションの点数計算が複雑そうだと感じたりするのは、初心者にとって自然なことです。

しかし、高配当が魅力の三連単や三連複を攻略するためには、このフォーメーションという買い方の理解が欠かせません。最強の三連複フォーメーションを組みたい、あるいは複雑な三連単フォーメーションの計算をマスターして、おすすめの三連単フォーメーションの買い方を実践したい、と考えている方もいるはずです。

この記事では、競馬のフォーメーションについてわかりやすく、基本から丁寧に解説します。この記事を最後まで読めば、フォーメーションの仕組みを完全に理解し、自信を持って馬券を購入できるようになるでしょう。

  • フォーメーション馬券の基本的な仕組みとメリット
  • ボックスや流しといった他の買い方との明確な違い
  • 三連単・三連複など券種別の具体的な買い方
  • 買い目点数の簡単な計算方法と実践的な活用術
目次

競馬のフォーメーションとは?基本をわかりやすく解説

  • フォーメーションの基本的な考え方
  • フォーメーションとボックス・流しとの違い
  • フォーメーションのメリット
  • フォーメーションのデメリットと注意点

フォーメーションの基本的な考え方

競馬におけるフォーメーションとは、単なる馬券の買い方の一つではなく、自分の予想を馬券上に「陣形」として配置する、極めて戦略的な購入方法です。サッカーや野球で、相手や戦況に応じてフォーメーション(陣形)を変えるように、レースの展開や各馬への信頼度に合わせて、1着、2着、3着の各ポジションに候補となる馬を自在に配置していく考え方が、この手法の核となります。

この買い方の最大の目的は、的中率と回収率という、時に相反する二つの要素のバランスを最適化することにあります。例えば、選んだ馬の組み合わせを全て買う「ボックス」は、買い目が広くなるため的中率は上がりますが、不必要な組み合わせまで購入してしまい、当たっても利益が出ない「トリガミ」に陥りがちです。一方で、1頭の軸馬から流す「流し」は、点数を絞れるため回収率は高くなりますが、その軸馬が馬券圏外に敗れた瞬間に全てが外れとなる高いリスクを伴います。

フォーメーションは、これら両者の「良いとこ取り」を目指す手法と言えます。自分の予想の自信度に応じて、各着順の候補馬に強弱をつけることができるからです。

予想の自信度を馬券に反映させる

具体的な思考プロセスとしては、まず出走馬を能力や適性に応じて、信頼度別にグループ分けすることから始まります。

  • 軸馬グループ: よほどのことがない限り3着以内は外さないだろう、と最も信頼している馬。
  • 有力馬グループ: 勝ち切るまではいかなくても、連対(2着以内)する可能性が高い馬。
  • 穴馬グループ: 展開が向けば3着に滑り込むかもしれない、配当の妙味がある馬。

このグループ分けを基に、レース展開を予測しながら各馬を配置していきます。

例えば、「軸馬Aの1着は堅いが、2着争いは混戦模様。穴馬の激走も警戒したい」と予想したとしましょう。この思考をフォーメーションという陣形にすると、以下のようになります。

  • 1着: [ 軸馬A ] (1頭)
  • 2着: [ 有力馬B, 有力馬C ] (2頭)
  • 3着: [ 有力馬B, 有力馬C, 穴馬D, 穴馬E ] (4頭)

このように、1着は1頭に絞って点数を抑えつつ、2着と3着は手広く構えることで、本命サイドの決着から少し荒れた場合までを効率良くカバーできます。逆に、「軸馬Aと有力馬Bの一騎打ちムードだが、どちらが勝つかは分からない」というレースであれば、1着と2着にこの2頭を置き、3着を広く探す陣形を組むことも可能です。

このように、フォーメーションとは自分のレースに対する「読み」や「見立て」を、最も無駄なく馬券に反映させるための論理的な技術なのです。競馬新聞などで見かける予想印(◎○▲△)の考え方を、そのまま馬券の購入に直結させられる方法、と考えるとさらに理解しやすいかもしれません。

フォーメーションとボックス・流しとの違い

競馬の馬券術において、フォーメーション、ボックス、流しの三者は、それぞれ異なる思想とリスク許容度に基づいた買い方です。どの手法が優れているというわけではなく、レースの特性や自身の予想スタイルに応じて使い分けることが、的中への最短距離となります。ここでは、それぞれの明確な違いを深く掘り下げていきましょう。

一言で特徴づけるなら、これらは以下のように分類できます。

  • ボックス: 候補馬の着順を問わない「網羅型」の買い方
  • 流し: 信頼する一頭に賭ける「集中型」の買い方
  • フォーメーション: 予想の強弱を反映させる「戦略型」の買い方

これらの違いを、思考のタイプや資金効率、リスクの観点から比較すると、以下の表のようになります。

項目ボックス流しフォーメーション
思考タイプ「この中から3頭が来るはず」という候補馬群を選ぶ「この馬は絶対に馬券に絡む」という絶対的な軸馬を決める「1着はこの馬、2着はこのグループ」など馬の序列や信頼度を階層化する
資金効率低い(点数が爆発的に増えやすい)高い(点数を極限まで絞れる)中~高い(予想に応じて無駄な買い目を計画的に削れる)
主なリスクトリガミ(当たっても利益が出ない、あるいは損をする)軸馬が馬券圏外に敗れると、他の馬が完璧な結果でも全滅する予想した馬が来たものの着順が違う「タテ目」による取りこぼし
得意なレース軸馬を決められない大混戦レース、頭数が少ないレース信頼度の高い絶対的な軸馬がいるレース展開や馬の序列がある程度読め、予想に強弱をつけたい全てのレース

Google スプレッドシートにエクスポート

具体的なレース状況での比較

例えば、馬番号①~⑤の5頭が有力と判断したレースで三連単を買う場合を考えてみましょう。

状況1:大混戦で、どの馬が勝ってもおかしくない場合

  • ボックス: この状況で最も効果を発揮します。「①,②,③,④,⑤の5頭ボックス」で購入すれば、この中の3頭が順番通りに入線すれば的中です。ただし買い目は60点となり、相応の投資が必要です。
  • 流し: 最もリスクが高い選択です。無理に①を軸にしても、②や③に負ける可能性が十分あり、軸が外れれば全滅します。
  • フォーメーション: ボックスの進化形として機能します。「1着は①,②,③のいずれか、2着と3着は5頭全部」のように、ボックスより少しだけ序列をつけることで、点数を抑えつつ混戦に対応できます。

状況2:①が圧倒的な人気で、ほぼ勝ちが堅いと判断した場合

  • ボックス: 最も非効率な買い方です。①が3着、人気薄の④と⑤が1,2着、というような現実味のない組み合わせまで購入することになり、資金の無駄が生じます。
  • 流し: この状況で最も輝きます。「①の1着軸総流し」で購入すれば、相手の②,③,④,⑤のどれが2,3着に来ても的中します。買い目も12点と非常に効率的です。
  • フォーメーション: 流しの応用として有効です。「1着は①で固定。2着は②,③のいずれか。3着は相手総流し」といった形で、2着候補をさらに絞り込むことで、流しよりも少ない点数で、より高い配当を狙うことも可能になります。

このように、フォーメーションはボックスが持つ「ヨコ(候補馬を広げる)」の思考と、流しが持つ「タテ(軸を定める)」の思考を、一つの馬券の中に自由に組み合わせられる、二次元的な馬券構築術なのです。これにより、あらゆるレース状況に対して、自分の予想を最も正確かつ効率的に反映させることが可能になります。

フォーメーションのメリット

フォーメーションを活用する最大のメリットは、無駄な買い目を削減し、効率的に馬券を購入できる点にあります。これにより、少ない投資で大きなリターンを狙うことが可能になります。

例えば、絶対的な本命馬がいるレースで三連単ボックスを購入すると、「本命馬が3着で、人気薄の2頭が1,2着」といった、現実的には考えにくい組み合わせまで購入することになります。これは資金の無駄遣いにつながりかねません。しかし、フォーメーションであれば、「1着はこの本命馬に固定し、2着・3着の相手を手広く探す」という買い方ができます。これにより、本命馬が期待通りに1着に来て、相手に人気薄の馬が絡んだ場合に、少ない点数で高配当を手にすることができるのです。

また、レース展開を深く読み、自信の度合いに応じて馬券の構成にメリハリをつけられるのも大きな魅力です。例えば、「先行馬が有利な展開になりそうだから、1,2着には先行馬を中心に選び、3着には差し馬も少し加えておく」といった、より高度で戦略的な予想を馬券に反映させることができます。このように、自分の予想力を最大限に活かせるのがフォーメーションの大きなメリットと言えます。


フォーメーションのデメリットと注意点

戦略的で魅力的なフォーメーションですが、その効果を最大限に引き出すためには、いくつかの明確なデメリット、いわば「落とし穴」を理解し、事前に対策を講じることが不可欠です。これらは主に「思考の罠」「構造上のリスク」「物理的なミス」の三つに大別できます。

思考の罠:過信による「絞りすぎ」と不安による「買いすぎ」

フォーメーションは予想の自由度が高い分、自身の心理状態が馬券に反映されやすいという側面があります。これが二つの相反する罠を生み出します。

一つは「過信による絞りすぎ」です。自分の予想に自信を持つあまり、「この馬は絶対に1着だ」「この馬は3着までしか来ない」と特定の馬を着順に固定しすぎることがあります。結果、わずかな着順の入れ替わりで不的中となるケースです。柔軟性を欠いたフォーメーションは、もはやリスクの高い「流し」馬券と変わりません。

もう一つは、その逆の「不安による買いすぎ」です。取りこぼしを恐れるあまり、あれもこれもと各着順の候補を増やし、気づけば数十点、百点を超える買い目になってしまうことがあります。これでは、無駄な買い目を削るというフォーメーション本来のメリットが失われ、結局ボックス買いと変わらない非効率な馬券、いわゆる「フォーメーション貧乏」に陥ってしまいます。

最大の敵:「タテ目」による取りこぼしのリスク

フォーメーション馬券と付き合う上で、避けては通れないのが「タテ目」による不的中です。タテ目とは、選んだ馬はすべて馬券圏内に来ているにもかかわらず、着順の序列が予想と異なったために外れてしまうことを指す競馬用語です。

例えば、三連単で「1着にA、2着にB」と予想して購入したとします。レース結果が「1着:B、2着:A、3着:C」だった場合、フォーメーションでは不的中です。この悔しい結果こそが「タテ目」の典型例であり、フォーメーション最大の敵と言えます。ボックス買いであれば的中していただけに、精神的なダメージも大きいかもしれません。

このリスクは、馬の序列を決め打ちするフォーメーションの構造上、常に発生し得ます。「軸馬は信頼できるが、相手との着順までは読み切れない」という場合には、着順を問わない「マルチ」という買い方を併用するなど、柔軟な対応が求められます。

実践的な課題:マークシートの記入ミスとオッズの複雑さ

最後に、非常に実践的かつ重要な注意点です。フォーメーションはマークシートの記入箇所が複雑なため、他の買い方に比べて記入ミスが格段に起こりやすくなります。特に発走直前の慌ただしい中でマークすると、「塗る場所を間違えた」「同じ馬を重複してマークしてしまった」といったミスが頻発します。

この物理的なミスを根本的に防ぐ最も確実な方法は、JRAのネット投票(即PATなど)を利用することです。ネット投票であれば、マークミスは起こりえず、点数も自動で計算してくれるため、初心者から上級者まで全ての方に推奨できます。

どうしても競馬場やWINSでマークシートを記入する場合は、「時間に余裕を持つ」「一度メモ用紙などに買い目を整理してから転記する」「購入後に発券された馬券を必ず確認する」といった対策を徹底しましょう。

また、買い目が多岐にわたるため、購入前に「どの組み合わせが当たればいくらになるのか」という全体のオッズを把握しにくい点も注意が必要です。思わぬ人気薄が絡んで高配当になる一方、本命サイドで決着してトリガミ(当たってもマイナス収支)になる可能性も潜んでいます。この点も、合成オッズを計算できるツールやネット投票を活用することで、ある程度は回避が可能です。

【券種別】フォーメーションの買い方と点数計算

  • 三連複フォーメーションの買い方と計算方法
  • 三連単フォーメーションの買い方と計算方法
  • 馬連・ワイドフォーメーションの買い方と計算方法

三連複フォーメーションの買い方と計算方法

三連複フォーメーションは、「信頼できる軸馬はいるが1頭軸では少し不安、しかしボックス買いでは点数が多すぎる」といった、競馬ファンの絶妙な悩みに応えるための戦略的な馬券術です。着順にかかわらず選んだ3頭が3着以内に入れば的中となる手軽さを持ちながら、予想の強弱を反映できる奥深さを兼ね備えています。

これは単なる買い方の一つではなく、馬を信頼度に応じて階層化し、効率的に的中を狙うための思考法とも言えます。

グループ分けの考え方:「軸」「相手」「ヒモ」の役割分担

三連複フォーメーションを使いこなすための第一歩は、予想する馬を役割に応じて3つのグループに分類することです。マークシートの「1頭目」「2頭目」「3頭目」の欄は、それぞれ以下の役割を持つと考えると非常に分かりやすくなります。

  • 1頭目のグループ(軸): 「最低でも1頭は必ず3着以内に来る」と最も信頼している馬たち。ここに選んだ馬が1頭も来なければ、その時点で不的中となります。
  • 2頭目のグループ(相手): 軸馬と一緒に馬券に絡んでくる可能性が高い、対抗格や有力馬たち。
  • 3頭目のグループ(ヒモ・穴): 展開が向けば3着に滑り込むかもしれない、配当妙味のある穴馬たち。

この役割分担に基づいて馬を配置することで、自分の予想が明確になり、後の点数計算もスムーズに進みます。

的中となる組み合わせパターンと点数計算

三連複フォーメーションの買い目を構成するのは、以下の3つの組み合わせパターンです。この3パターンの合計点数が、最終的な購入点数となります。

  • パターンA: 1頭目から1頭、2頭目から1頭、3頭目から1頭
  • パターンB: 1頭目から1頭、2頭目から2頭
  • パターンC: 1頭目から2頭、2頭目から1頭

それでは、具体的な例で計算方法を見ていきましょう。ここでは、各グループの馬は重複していない(例:1頭目に選んだ馬は2頭目にはいない)という前提で計算します。

【例題】

  • 1頭目(a): 2頭(①, ②)
  • 2頭目(b): 3頭(③, ④, ⑤)
  • 3頭目(c): 4頭(⑥, ⑦, ⑧, ⑨)
パターン組み合わせの内容計算式具体的な計算点数
パターンA各グループから1頭ずつa × b × c2 × 3 × 424点
パターンB1頭目から1頭、2頭目から2頭a × (b × (b-1) ÷ 2)2 × (3 × 2 ÷ 2) = 2 × 36点
パターンC1頭目から2頭、2頭目から1頭(a × (a-1) ÷ 2) × b(2 × 1 ÷ 2) × 3 = 1 × 33点
合計購入点数33点

Google スプレッドシートにエクスポート

この例の場合、購入点数は33点となります。このように、3つのパターンに分解して計算することで、一見複雑に見えるフォーメーションの点数も、正確に算出することが可能です。

実践での注意点:重複マークとツールの活用

上記の計算は、各グループの馬が重複していない最もシンプルなケースです。もし、1頭目に選んだ馬を2頭目にもマークするなど、グループ間で馬が重複すると、計算はさらに複雑になります。

そのため、手計算に自信がない場合や、複雑な買い目になる場合は、無理に暗算しようとせず、JRAのネット投票(即PATなど)や公式サイトにある点数計算ツールを活用することを強くお勧めします。これらのツールを使えば、人的なミスを防ぎ、安心して予想に集中することができます。。JRAの公式サイトには点数計算ツールがあるので、慣れないうちはそちらを活用するのも良い方法です。

三連単フォーメーションの買い方と計算方法

三連単フォーメーションは、1着、2着、3着に来る馬を着順通りに当てる馬券です。高配当が最も期待できる券種であり、フォーメーションの戦略性が最も活かされる買い方と言えます。

買い方の例

1着、2着、3着に来る馬を、それぞれ個別に選びます。

  • 1着: ①, ②
  • 2着: ①, ②, ③, ④
  • 3着: ①, ②, ③, ④, ⑤, ⑥

このように、1着候補の馬を2着や3着の候補にも含めることができます。マークシートも「1着」「2着」「3着」の欄がそれぞれ用意されているので、予想通りにマークします。

点数計算の方法

三連単フォーメーションの点数計算は、各着順で選んだ馬が重複しないように考慮する必要があります。計算方法は以下の通りです。

  1. 1着の頭数を数える: 例では2頭(①, ②)
  2. 2着の頭数を数える: 例では4頭(①, ②, ③, ④)
  3. 3着の頭数を数える: 例では6頭(①, ②, ③, ④, ⑤, ⑥)

ここから、1着に来た馬は2着には来られない、1着と2着に来た馬は3着には来られない、というルールに基づいて計算します。

少し複雑な計算式もありますが、簡単な考え方を紹介します。

  • もし1着が①だった場合:
    • 2着候補は残りの3頭(②, ③, ④)
    • もし2着が②だった場合、3着候補は残りの4頭(③, ④, ⑤, ⑥)
    • このパターンを全ての組み合わせで計算し、合計します。

手計算が難しいと感じる場合は、やはりJRAの計算ツールや各種アプリを利用するのが最も確実で早いです。大切なのは、自分の予想が何点の買い目になるのかを把握し、予算内で馬券を購入することです。


馬連・ワイドフォーメーションの買い方と計算方法

フォーメーションは三連系だけの専売特許ではありません。馬連やワイドといった、2頭の組み合わせを選ぶ馬券においても、その戦略的な思考は大きな武器となります。特に、この買い方は「信頼できる馬が2頭以上いて、1頭に軸を絞りきれない」という、競馬ファンが頻繁に直面する悩みを解決するための、非常に洗練された手法です。

これは、いわば「多頭軸流し(マルチ軸流し)」とも言える考え方で、単純な1頭軸流しから一歩進んだ馬券術と言えるでしょう。

グループ分けの考え方:「軸候補」と「相手候補」

三連複と同様に、馬を2つのグループに分けて考えますが、それぞれの役割はよりシンプルです。

  • 1頭目のグループ(軸候補): 馬券の核となるグループです。「この中のいずれか1頭は、必ず連対(馬連)or 3着以内(ワイド)に来るだろう」と信頼する、複数の馬を選びます。
  • 2頭目のグループ(相手候補): 「軸候補」グループの馬とペアになる相手として、紐解きたい馬たちを選びます。

この2つのグループを組み合わせることで、「軸候補たちから、相手候補たちへ」という、柔軟かつ網羅的な馬券を組み立てることができます。

点数計算の方法:重複の有無がカギ

点数計算は、1頭目のグループと2頭目のグループに同じ馬が含まれているか(重複があるか)どうかで、計算方法が異なります。

ケース1:グループ間に重複がない場合(計算が最も簡単)

これは、軸候補と相手候補が完全に分かれているパターンです。

  • 1頭目(a): 2頭(①, ②)
  • 2頭目(b): 4頭(③, ④, ⑤, ⑥)

この場合の組み合わせは、「1頭目の各馬」から「2頭目の各馬」へ線を引くイメージです。点数計算は非常にシンプルで、以下の掛け算で求められます。

計算式: (1頭目の頭数) × (2頭目の頭数)

上記の例では、2頭 × 4頭 = 8点 となります。組み合わせは、①-③, ①-④, ①-⑤, ①-⑥ と ②-③, ②-④, ②-⑤, ②-⑥ の合計8通りです。

ケース2:グループ間に重複がある場合(実践で多用)

こちらが、馬連・ワイドフォーメーションの真価が問われるパターンです。「軸候補の馬も、もちろん相手としても有力だ」と考える場合に用います。

  • 1頭目(a): 3頭(①, ②, ③)
  • 2頭目(b): 5頭(①, ②, ③, ④, ⑤)

この場合、単純に 3頭 × 5頭 = 15点 と計算してしまうと、誤りになります。なぜなら、1頭目のグループ内で完結する組み合わせ(①-②, ①-③, ②-③)が、2頭目のグループとの組み合わせ計算の中に二重計上されてしまうからです。

正しい計算方法は以下の通りです。

計算式: (1頭目の頭数 × 2頭目の頭数) - (1頭目グループ内の組み合わせ数)

  1. 全体の組み合わせを計算: 3頭 × 5頭 = 15通り
  2. 1頭目グループ内の組み合わせ数を計算: 3頭(①, ②, ③)の中から2頭を選ぶ組み合わせは、「①-②」「①-③」「②-③」の3通りです。
    • ※この計算は n × (n-1) ÷ 2 で求められます。この例では 3 × 2 ÷ 2 = 3通り となります。
  3. 全体の組み合わせから重複分を引く: 15通り - 3通り = 12点

したがって、この場合の正しい購入点数は12点となります。この計算方法をマスターすれば、より高度で無駄のない馬券戦略を立てることが可能になります。

まとめ:フォーメーションをマスターして競馬を楽しもう

  • フォーメーションは着順ごとに馬を選ぶ戦略的な買い方
  • ボックス買いより点数を絞れるのが最大のメリット
  • 流し買いよりも柔軟で幅広い予想に対応できる
  • 自信の度合いに応じてメリハリをつけた投資が可能になる
  • 無駄な買い目を減らすことで資金効率が大きく向上する
  • デメリットは予想が複雑になることと買い間違いのリスク
  • 選んだ馬が来ても着順違いで外れる「取りこぼし」に注意
  • マークシートの記入は複雑なため購入前によく確認する
  • 三連複は3つのグループに分けて組み合わせを考える
  • 三連単は1着・2着・3着の候補をそれぞれ指定する
  • 馬連やワイドでもフォーメーションは手軽に活用できる
  • 点数計算は慣れれば難しくないがツール利用も便利
  • 少額投資で高配当を狙うのに最適な手法の一つ
  • 自分の予想スタイルに合わせて活用することが大切
  • フォーメーションを使いこなし的中率と回収率の向上を目指そう
目次