競馬 賞金ランキングを徹底解説!歴代・世界・現役馬の順位は

競馬の世界における強さの指標は数多く存在しますが、その中でも特に分かりやすく、競走馬の功績を称えるものが「獲得賞金」です。競馬の賞金ランキングに興味を持ち、歴代の名馬や現役で活躍するスターホースがどれほどの賞金を稼いでいるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、競馬の賞金ランキングに関するあらゆる情報を網羅的に解説します。競馬の獲得賞金で世界一の称号を持つ馬から、賞金額の高い主要な競馬の賞金レース、そしてダート界の新たな歴史を刻むウシュバテソーロの賞金ランキングにおける位置付けまで、詳しく掘り下げていきます。さらに、競馬の賞金ランキングの世界比較や、上位100頭の顔ぶれ、そして名馬を操る競馬の賞金ランキングにおける騎手の情報まで、あなたの知りたいことに全てお答えします。

この記事を読むことで、以下の点について理解が深まります。

  • 歴代から現役までの競走馬賞金ランキング
  • 世界トップクラスの名馬と高額賞金レース
  • ウシュバテソーロなど注目馬の具体的な順位
  • 騎手の獲得賞金ランキングの概要
目次

競馬 賞金ランキングから見る歴代の名馬たち

  • 競馬 賞金ランキング 歴代トップの名馬
  • 競馬 賞金ランキング 世界の強豪たち
  • 競馬 獲得賞金 世界一に輝いた馬とは
  • 賞金を稼ぎやすい主要な競馬 賞金レース
  • 競馬 賞金ランキング 100位までを一覧紹介
  • 競馬 賞金ランキング 現役馬の最新情報

競馬 賞金ランキング 歴代トップの名馬

日本の競馬史において、どの馬が最も多くの賞金を獲得したのかは、多くのファンが関心を寄せるテーマです。結論から言うと、獲得賞金の歴代ランキングは、近年の賞金額の増加や海外レースでの活躍を反映し、時代と共に大きく変動しています。

その理由は、JRAがファンへの還元や馬産地の振興を目的として、継続的にレースの賞金を増額してきたことにあります。また、日本馬が海外の高額賞金レースへ積極的に挑戦し、輝かしい成績を収めるようになったことも、ランキングを押し上げる大きな要因と考えられます。

具体例として、2024年に引退したイクイノックスは、国内外のG1レースを6連勝するという圧倒的な強さを見せ、わずか10戦のキャリアで22億円を超える賞金を獲得し、歴代1位の座に輝きました。他にも、牝馬として数々の記録を打ち立てたアーモンドアイや、ファン投票で常に上位に支持されたキタサンブラックなど、語り継がれる名馬たちがランキング上位に名を連ねています。

下の表は、2025年時点での日本の競走馬における歴代獲得賞金ランキングの上位10頭です。

順位馬名獲得賞金(円)主な勝ち鞍
1位イクイノックス22億1544万ドバイSC、ジャパンC、有馬記念
2位アーモンドアイ19億1526万ジャパンC(2回)、ドバイターフ
3位キタサンブラック18億7684万ジャパンC、有馬記念、天皇賞(春秋)
4位パンサラッサ18億4466万サウジC、ドバイターフ
5位テイエムオペラオー18億3518万年間無敗(8戦8勝)、グランドスラム
6位ジェンティルドンナ17億2603万ジャパンC(2回)、ドバイSC
7位ウシュバテソーロ17億2144万ドバイWC、東京大賞典
8位ゴールドシップ13億9776万宝塚記念(2回)、有馬記念
9位ディープインパクト14億5455万無敗の三冠、ジャパンC、有馬記念
10位オルフェーヴル15億7621万クラシック三冠、有馬記念(2回)

※注:ウシュバテソーロは現役のため、賞金額は変動する可能性があります。また、一部の馬の順位は引退時期や集計方法により異なる場合があります。

これらの点を踏まえると、歴代賞金ランキングは、単に馬の強さだけでなく、活躍した時代のレース体系や国際化の進展といった背景も映し出す、興味深いデータであると言えます。

競馬 賞金ランキング 世界の強豪たち

日本の賞金ランキングに目を向けた後、次に気になるのは世界の舞台でしょう。世界の競馬における賞金ランキングは、各国のレース賞金や為替レートによって集計されるため、一つの絶対的な基準で見ることは難しいものの、国際競馬統括機関連盟(IFHA)などが発表する指標が参考になります。

一般的に、世界のランキングはアメリカドル(USD)を基準として集計されることが多いです。このため、日本馬が海外で獲得した賞金も、その時点でのレートで米ドルに換算され、ランキングに反映されます。逆に、海外の馬が日本で獲得した賞金も同様に計算されます。

現在の世界歴代賞金ランキングで上位を占めているのは、香港やオーストラリア、アメリカ、そして日本の馬たちです。特に、賞金水準の高いレースが整備されている香港の馬の活躍が目立ちます。例えば、香港の伝説的なマイラーであるゴールデンシックスティは、長年にわたりトップクラスで走り続け、世界歴代1位の座を確固たるものにしています。

日本の競走馬も、この世界ランキングにおいて非常に高い評価を受けています。前述の通り、イクイノックスやアーモンドアイといった馬たちは、世界的に見てもトップクラスの賞金を獲得しており、日本競馬のレベルの高さを証明しています。

順位馬名調教国獲得賞金(米ドル)
1位ゴールデンシックスティ香港約21,340,000
2位ロマンチックウォリアー香港約19,800,000
3位アロゲート米国約17,420,000
4位ウィンクス豪州約17,250,000
5位イクイノックス日本約17,200,000
6位サンダーマウンテン米国約16,500,000
7位アーモンドアイ日本約15,300,000

※獲得賞金は概算であり、為替レートにより変動します。

このように、世界のランキングを見ることで、日本馬がグローバルな舞台でどれほどの実績を上げているかが客観的に理解できます。

競馬 獲得賞金 世界一に輝いた馬とは

前述の通り、競馬の獲得賞金で世界一の称号を持つのは、香港のゴールデンシックスティです。この馬は、なぜこれほどまでの賞金を積み上げることができたのでしょうか。

その最大の理由は、圧倒的な強さと長きにわたる活躍にあります。ゴールデンシックスティは、主にマイル路線(約1600m)で驚異的な成績を収めました。香港には「香港マイル」をはじめとする高額賞金のG1レースが多数整備されており、これらのレースを何度も制したことが、賞金額を大きく押し上げた要因です。

ゴールデンシックスティの主な功績

  • 香港マイル3連覇: アジアのマイル王決定戦ともいえるレースでの偉業。
  • G1勝利数: 香港競馬史上最多のG1・10勝を記録。
  • 驚異的な勝率: キャリアを通じて非常に高い勝率を維持し、安定して賞金を加算しました。

もちろん、単純に強いだけではこれほどの記録は達成できません。大きな怪我なくキャリアを全うできた頑丈な体と、陣営の巧みな管理体制も、この偉大な記録を支えた重要な要素です。

一方で、注意点として、国や地域によってレースの賞金体系は大きく異なります。例えば、一発の賞金が非常に高いレース(後述するサウジカップなど)で勝利すれば、キャリアが短くてもランキング上位に入ることが可能です。これに対し、ゴールデンシックスティは、特定の超高額レースに頼るのではなく、トップレベルのレースでコンスタントに勝利を重ねて賞金を積み上げたタイプと言えるでしょう。

したがって、ゴールデンシックスティが世界一の賞金を獲得した背景には、自身の傑出した能力と、香港競馬という高額賞金レースが充実した環境が見事に噛み合った結果と考えることができます。

賞金を稼ぎやすい主要な競馬 賞金レース

競走馬が獲得賞金ランキングの上位を目指す上で、どのレースに出走するかは極めて重要な戦略となります。世界には、1着になるだけで数億円、場合によっては10億円以上の賞金を獲得できる、破格の「賞金レース」が存在します。

これらのレースで勝利することが、ランキングをジャンプアップさせる最大の近道と言えるでしょう。ここでは、世界と日本の主要な高額賞金レースをいくつか紹介します。

世界の超高額賞金レース

世界で最も賞金が高いレースとして知られているのが、サウタジアラビアで開催される「サウジカップ」です。このレースの総賞金は2,000万米ドル(約30億円)、1着賞金だけでもその半分の1,000万米ドル(約15億円)にのぼります。2021年には日本のパンサラッサが勝利し、日本の競馬ファンにもその名が広く知れ渡りました。

次いで高額なのが、アラブ首長国連邦のドバイで開催される「ドバイワールドカップ」です。こちらも総賞金1,200万米ドル(約18億円)を誇り、世界中からトップホースが集結します。日本のウシュバテソーロが2023年に制したことも記憶に新しいところです。

レース名開催国総賞金(米ドル)1着賞金(米ドル)
サウジカップサウジアラビア20,000,00010,000,000
ドバイワールドカップUAE12,000,0006,960,000
ジ・エベレストオーストラリア約13,000,000約4,100,000
凱旋門賞フランス約5,400,000約3,000,000

日本国内の高額賞金レース

日本国内で最も1着賞金が高いレースは、「ジャパンカップ」と年末のグランプリ「有馬記念」です。これらのレースの1着本賞金は5億円に設定されており、世界的に見てもトップクラスの賞金額を誇ります。

日本のレースは、上位着順だけでなく、掲示板内(5着以内)に入れば高額の賞金が与えられるなど、手厚い賞金体系が特徴です。このため、G1レースで常に上位争いをすることができれば、勝利がなくとも着実に賞金を加算していくことが可能です。この安定した賞金体系が、日本全体の競走馬のレベルを底上げしている一因とも考えられます。

競馬 賞金ランキング 100位までを一覧紹介

ここでは、日本の競走馬における歴代獲得賞金ランキングの上位100頭をリスト形式で紹介します。上位に名を連ねる馬たちの名前を見ることで、競馬の歴史を彩ってきた名馬たちの系譜を感じ取ることができるでしょう。

ただし、このランキングは常に変動するものである点にご注意ください。特に現役馬の活躍や、新たなスターホースの登場によって、今後も順位は更新されていきます。

歴代獲得賞金ランキング(11位~30位)

11位:ブエナビスタ

12位:スペシャルウィーク

13位:ウオッカ

14位:シンボリクリスエス

15位:ダイワスカーレット

16位:タイトルホルダー

17位:モーリス

18位:ディープボンド

19位:メイショウサムソン

20位:キズナ

21位:ヴァーミリアン

22位:アドマイヤドン

23位:ラブリーデイ

24位:サトノダイヤモンド

25位:ジャスタウェイ

26位:ヴィクトワールピサ

27位:カネヒキリ

28位:マヤノトップガン

29位:ゼンノロブロイ

30位:ルーラーシップ

(31位から100位までのリストは、文字数の都合上割愛しますが、ナリタブライアン、トウカイテイオー、オグリキャップといった一時代を築いた歴史的名馬も多数ランクインしています。)

このリストを見ると、芝のレースで活躍した馬だけでなく、ダートで無類の強さを誇った馬も上位に入っていることが分かります。また、牡馬だけでなく、牝馬も数多くランクインしており、性別を超えた激しい戦いが繰り広げられてきたことがうかがえます。

ランキングを眺めながら、ご自身の好きだった馬や、思い出のレースに思いを馳せてみるのも、競馬の楽しみ方の一つかもしれません。

競馬 賞金ランキング 現役馬の最新情報

歴代ランキングと共に多くのファンが注目するのは、現在進行形でターフを沸かせている「現役馬」の賞金ランキングです。このランキングは、一つのレース結果で順位が大きく変動するため、競馬の「今」を知る上で非常に興味深い指標となります。現役馬の動向を追いかけることは、馬券検討の重要な参考になるだけでなく、世代間の力関係や次代のスターホースの誕生を予測する楽しみも与えてくれます。

現役馬の賞金ランキングを読み解く上でまず押さえておきたいポイントは、馬の年齢(馬齢)です。一般的に、心身ともに完成期を迎える4歳以上の「古馬(こば)」と、これからの成長が期待される3歳馬では、キャリアや出走レースの格が異なります。そのため、獲得賞金額にも差が生まれやすく、それぞれのカテゴリーに分けて見ることが大切です。

充実期を迎える現役古馬戦線

2025年現在の古馬戦線は、国内外で輝かしい実績を持つ実力馬たちが頂点を目指し、熾烈な争いを繰り広げています。芝、ダートそれぞれの路線でトップに君臨する馬たちは、今後のビッグレースの結果次第で、歴代賞金ランキングの上位に名を刻む可能性を十分に秘めている存在です。

芝路線では、昨年の年度代表馬であり、凱旋門賞からの帰国後も国内で圧倒的な強さを見せるドウデュースが中心的な存在です。また、牝馬三冠の実績を誇るリバティアイランド、国内外のG1で常に上位争いを演じるスターズオンアースといった強力な牝馬勢も、牡馬相手に一歩も引かない戦いを見せています。これらの馬は、秋の天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念といった王道路線の高額G1レースを目標としており、直接対決の結果がランキングを大きく動かすことになるでしょう。

一方で、ダート路線に目を向けると、前述の通り、ドバイワールドカップを制したウシュバテソーロが絶対的な存在感を示しています。しかし、国内にもフェブラリーステークスを連覇したレモンポップや、無敗の南関東三冠から中央の舞台に挑戦するミックファイアなど、強力なライバルが多数存在します。これらの馬が、年末のチャンピオンズカップや東京大賞典でどのような戦いを繰り広げるのか、多くの注目が集まっています。

路線注目馬主な実績(2025年8月時点)今後の目標
ドウデュース2024年度代表馬、有馬記念制覇天皇賞(秋)、ジャパンカップ
リバティアイランド2023年牝馬三冠天皇賞(秋)、海外遠征
スターズオンアース大阪杯制覇、国内外G1で好走宝塚記念、有馬記念
ダートウシュバテソーロドバイワールドカップ制覇チャンピオンズカップ、海外遠征
レモンポップフェブラリーS連覇チャンピオンズカップ、JBC

次代を担う3歳クラシック世代

3歳馬のランキングは、春のクラシック戦線(皐月賞、日本ダービー、桜花賞、オークス)の結果によって、その勢力図が大きく塗り替えられます。これらのレースは賞金が高いだけでなく、同世代の頂点を決めるという意味で非常に価値があり、ここで勝利した馬は一気に世代の主役へと躍り出ます。

例えば、今年の日本ダービーを制した馬は、この一戦だけで約3億円の賞金を獲得し、3歳馬ランキングのトップに立ちます。春シーズン終了時点でのランキング上位馬は、秋には世代最後のクラシックである菊花賞や秋華賞を目指すのが一般的です。

しかし、3歳馬にとって本当の試練は、秋以降に訪れる古馬との初対決です。ジャパンカップや有馬記念といったレースでは、3歳馬は斤量(騎手と鞍の合計重量)面で優遇されるため、勢いに乗る若駒が百戦錬磨の古馬を打ち破る「世代交代」のドラマが生まれることも少なくありません。ここで勝利を収めれば、獲得賞金を大幅に加算できるだけでなく、年度代表馬の選出においても極めて有利になります。

また、春のクラシックには間に合わなかったものの、夏を越して急成長を遂げる「上がり馬」の存在も、3歳馬のランキングを面白くする要素の一つです。こうした馬が秋のG1戦線で主役級の活躍を見せることもあり、現役馬の賞金ランキングを追いかける醍醐味と言えるでしょう。

多角的な視点で見る競馬 賞金ランキング

  • ウシュバテソーロ 賞金ランキングでの評価
  • 騎手の競馬 賞金ランキングもチェック
  • 競馬 賞金ランキングの今後の動向を予測

ウシュバテソーロ 賞金ランキングでの評価

ダート界に現れた世界的スーパースター、ウシュバテソーロは、獲得賞金という面でも日本の競馬史に名を刻む一頭です。同馬の賞金ランキングにおける評価を理解するためには、その異色の経歴と海外での活躍を知る必要があります。

ウシュバテソーロは、キャリアの初期は芝のレースを走っていましたが、なかなか結果が出ませんでした。しかし、ダート路線に転向すると才能が開花。そこから破竹の勢いで勝利を重ね、ついには日本のダートの頂点に立ちました。そして、その快進撃は国内に留まりませんでした。

海外での圧巻のパフォーマンス

最大のハイライトは、2023年のドバイワールドカップ制覇です。この勝利により、日本円にして約9億円という莫大な賞金を獲得しました。さらに、世界最高賞金レースであるサウジカップでも2年連続で2着に入るなど、世界の強豪相手に互角以上の戦いを演じ、多額の賞金を積み重ねています。

これらの海外での活躍により、ウシュバテソーロの獲得賞金は急上昇し、芝のレジェンドホースたちと肩を並べる歴代賞金ランキングの上位にランクインするに至りました。芝のレースに比べて賞金が低いとされがちだった日本のダート馬にとって、ウシュバテソーロの存在は、世界に挑戦すればトップクラスの賞金を獲得できるという大きな希望を示したと言えます。

要するに、ウシュバテソーロの賞金ランキングでの高い評価は、ダートという新たな道で才能を覚醒させ、日本の馬の活躍の舞台を世界へと大きく広げた、その功績の証なのです。

騎手の競馬 賞金ランキングもチェック

競走馬の賞金ランキングに注目が集まりがちですが、その手綱を取る「騎手」にも獲得賞金に基づいたランキングが存在します。騎手の獲得賞金は、騎乗した馬が獲得した本賞金の5%が基本とされており、まさに実力と人気が反映されるシビアな世界です。

日本の騎手における獲得賞金ランキングで、長年にわたりトップに君臨し続けているのが、生ける伝説「武豊」騎手です。デビュー以来、数々の大レースを制し、前人未到のJRA通算4500勝を達成。その生涯獲得賞金は900億円を超えるとされ、これは競走馬の賞金と比較しても、いかに突出した存在であるかが分かります。

近年のトップジョッキーたち

近年、その武豊騎手を猛追しているのが、フランス出身のクリストフ・ルメール騎手です。毎年のようにJRAのリーディングジョッキー(年間最多勝騎手)に輝き、イクイノックスやアーモンドアイといった歴史的名馬の主戦騎手を務めたことで、驚異的なペースで賞金を加算しています。

その他にも、安定した成績で常に上位をキープする川田将雅騎手など、トップ騎手たちの熾烈な争いが繰り広げられています。

順位騎手名生涯獲得賞金(円)主な功績
1位武豊約900億円以上JRA通算最多勝記録、G1最多勝
2位C.ルメール約450億円以上JRAリーディング多数回獲得
3位福永祐一(引退)約400億円日本ダービー3勝
4位川田将雅約380億円安定した成績で常に上位
5位横山典弘約360億円デビュー40年以上の大ベテラン

※生涯獲得賞金は概算です。

騎手の賞金ランキングを知ることは、どの騎手が今最も信頼されているのか、そしてどの騎手に良い馬が集まっているのかを判断する上での一つの材料となります。馬券を検討する際に、こうした騎手のデータに注目してみるのも面白いかもしれません。

競馬 賞金ランキングの今後の動向を予測

競馬の賞金ランキングは、常に変動を続ける「生き物」です。現在のランキングを形作ってきたトレンドを分析し、未来の動向を予測することは、競馬をより深く楽しむ上での醍醐味の一つと言えるでしょう。ここでは、いくつかの重要な要素から、これからの賞金ランキングがどのように変わっていくかを考察します。

加速する賞金額の「インフレ」とその意味

まず最も大きな変動要因として挙げられるのが、レース賞金の「インフレ」、つまり継続的な増額傾向です。これは、JRA(日本中央競馬会)の好調な売上に支えられています。

その理由は、インターネット投票の普及などにより、競馬がより多くの人々に楽しまれるようになった結果、JRAの収益が安定して増加しているためです。この収益は、馬主や生産者といった競馬関係者へ還元される形で、各レースの賞金に反映されます。具体例を挙げると、10年前のジャパンカップの1着賞金は約2.5億円でしたが、現在では5億円にまで倍増しています。この流れは今後も継続する可能性が高く、将来登場するスターホースは、過去の名馬たちよりも少ないキャリアで、より早く獲得賞金額を積み上げていくと考えられます。

ただし、この賞金額のインフレには注意すべき点もあります。それは、異なる時代の馬を、獲得賞金額という一つのものさしだけで単純に比較することが難しくなるということです。例えば、1980年代に無敵を誇ったシンボリルドルフと、現代のイクイノックスの獲得賞金を直接比較しても、当時の賞金水準が現在とは大きく異なるため、その価値を正確に測ることはできません。したがって、未来のランキングを見る際には、活躍した「時代」を考慮する視点が不可欠になります。

海外挑戦の「日常化」がランキングを塗り替える

次に、日本馬による「海外レースへの挑戦の一般化」が、ランキングの構造を根本から変えていくでしょう。かつては一部のトップホースにとって特別な挑戦であった海外遠征ですが、今や有力馬のローテーションにおける当然の選択肢の一つとなっています。

この背景には、サウジアラビア、ドバイ、香港などを中心に、日本馬が実力を発揮しやすい高額賞金レースが多数整備されたことがあります。前述の通り、パンサラッサがサウジカップを1勝しただけで約13億円、イクイノックスがドバイシーマクラシックで約5億円を獲得したように、海外の一流レースは国内G1の数倍の賞金を提供します。

また、輸送技術の向上や検疫制度の緩和といった環境面の整備に加え、日本の調教技術が世界レベルに達したことも、海外での成功を後押ししています。これにより、挑戦の舞台も中東やアジアに留まらず、オーストラリアの「コーフィールドカップ」やアメリカの「ブリーダーズカップ」など、世界中に拡大しています。このグローバル化の流れは今後さらに加速し、海外レースでの成績が、歴代賞金ランキングの順位を決定づける最も重要な要素となっていくことは間違いありません。

血統勢力図の変遷と新たな潮流

最後に、「血統」の動向も、長期的な視点でランキングを予測する上で欠かせない要素です。日本の競馬界に革命をもたらしたサンデーサイレンスの血は、ディープインパクトやハーツクライといった後継種牡馬を通じて、今なお絶大な影響力を持ち、ランキング上位馬の父系をたどると、その多くがこの系統に行き着きます。

しかし、その勢力図にも変化の兆しが見られます。例えば、イクイノックスの父キタサンブラック(父ブラックタイド)は、サンデーサイレンスの血を持ちながらも主流とは少し異なる系統であり、その成功は新たな可能性を示しました。また、コントレイルやエフフォーリアといった新世代の種牡馬たちの産駒がデビューを控えており、彼らが父の世代を脅かす存在となれるかどうかが、今後のランキングを大きく左右します。

さらに、血統の多様化という点では、ダート路線の整備も影響を与えるでしょう。近年創設されたダート三冠路線などにより、ダート血統の価値が見直され、芝の馬に匹敵する賞金を獲得するダートのスペシャリストが、今後さらに増えていく可能性があります。

これらの点を踏まえると、未来の賞金ランキングは、国内の賞金増額をベースとしながら、海外での活躍と血統の新たな潮流という二つの大きな波に乗り、これまで以上にダイナミックに、そして予測不能な形で変動していくことが予想されます。

競馬 賞金ランキングの今後の展望

この記事では、競馬の賞金ランキングについて、歴代、世界、現役、騎手といった様々な角度から解説してきました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。

  • 日本の歴代賞金ランキング首位はイクイノックス
  • 近年の賞金増額や海外での活躍がランキングを大きく押し上げている
  • 世界の歴代賞金ランキングでは香港のゴールデンシックスティがトップ
  • 世界ランキングは為替レートを考慮した米ドル換算で集計されるのが一般的
  • 世界最高賞金額のレースはサウジアラビアのサウジカップ
  • ジャパンカップや有馬記念も世界有数の高額賞金レース
  • ウシュバテソーロはダート路線での海外活躍により賞金を急増させた
  • 現役馬ランキングは古馬と3歳世代で注目ポイントが異なる
  • 騎手の生涯獲得賞金では武豊が他を圧倒する記録を保持している
  • 近年はC.ルメール騎手が驚異的なペースで賞金を獲得中
  • 競走馬の賞金は時代と共に増加する傾向にある
  • サンデーサイレンス系の産駒がランキング上位の多くを占めるという特徴がある
  • JRAの賞金は本賞金以外にも様々な手当で構成されている
  • 日本馬の海外挑戦は今後さらに活発化しランキング変動の鍵となる
  • 賞金ランキングは競走馬の強さと功績を分かりやすく示す重要な指標である
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